現在32歳、社会人(事務職)です。今年の教員採用試験に合格しましたが、いざ合格してみて、今の学校の現状を思うと、とてもやっていけるのか自信が持てずにいます。私は子どもが好きなこととその成長を見届けられることから小学校の教師を志しました。10年ほど前は教師になる自信がまったくなく、採用試験を受験しませんでした。しかし、社会人を経験することで、教師が多忙になっていることや難しい問題が山積になっていることは承知しながらも、好きな子どもと時間を共にし、その成長を見届けたいという思いが再燃しました。受験には妻の了承を得ていましたが、友人、自分の家族などに報告したのは合格後でした。すると、応援する声は一部で、「あの大変な世界(学校)で、30歳を過ぎてから0からのスタートは心配だ」「今の仕事を続けたほうが得策じゃないか」など、私を心配する声が多く聞かれました。自分一人であればそのまま突っ走るのでしょうが、今では妻と子どもを持つ身です。妻は講師の経験があるからか、「あなたみたいな人に親としては預けたいと思うよ」と応援してくれていますが、そういう身であれば、周りの声に耳を傾けてみることも大切だと思うようになりました。収入が途切れることはないのですが、例えば、土日出勤、持ち帰り作業が茶飯事となって家族につらい思いをさせてしまうのではないか、子ども、保護者とうまく関係を築いていけるだろうか、多忙な業務にタフに立ち向かえるかなど、教師という現実味がわいてくるに従い、当初の期待、楽しみよりも不安のほうが増大し、今、喜びよりもとても弱気になっている状態です。職を探すことも困難になってきている時代、教師になりたくてもなかなかなれない時代において、とても贅沢な迷いだとは思います。また、教師になるのにその程度の覚悟しかなかったのかと言われるかもしれません。そのくらい申し訳なく、恥ずかしく、なかなか人に言えない迷いなのです。やってみなければ分からないことだとは思いますが、現在教師として勤めておられる方の体験談や現状(大変だけどこれがあるからやめられない、今から教師になるのはやめたほうがいい、など)、転職された方の経験(後悔しないように初志貫徹すべき、家族のためにも留まるべき、など)をお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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